不正9割が阪神、神戸 県警自ら隊書類ねつ造
2004/12/02

 兵庫県警自動車警ら隊(自ら隊)の隊員らが捜査書類をねつ造し、百六十三人が処分された問題で、元隊員が不正処理した内部報告用書類二百十一件のうち二十三件が、別々の自転車盗事件であるにもかかわらず、容疑者と被害者を組み合わせ、一つの事件を摘発したように装っていたことが二日、県警の調べで分かった。また、虚偽有印公文書作成容疑などで書類送検された十八件を加えた約二百三十件の不正処理の約九割が、自ら隊の阪神、神戸方面隊に集中していたことも判明した。

 県警によると、二〇〇二年一月―〇四年七月までの間に、自ら隊が取り扱った約一万件の関係書類を調査した結果、内部報告用の書類二百十一件で虚偽報告の事実を確認。うち二十件について、協力した警察署の警察官十二人を含め、百四十三人の関与が分かった。

 虚偽報告のうち二十三件分は、摘発した容疑者が自転車盗を自供したものの、被害者確認ができないケースなどで、別の自転車盗事件の被害届を提出している被害者を組み合わせ、一つの事件を摘発したように装って報告していたという。

 また、書類送検された十八件は大半が阪神方面隊で行われた犯行だったことも判明。内部報告用書類の不正処理も、阪神九十一件▽神戸九十五件▽姫路二十五件―と全体の約九割が、阪神、神戸方面隊に集中していた。

 一方、これまでの県警の調べで、不正処理の手口として、架空の被害者を作成する際、筆跡などがばれないように書類を自宅に持ち帰り、家族などに記入することを依頼していた元隊員がいたことも新たに分かった。また、県警は、元隊員らが、書類上、被害者に返却したと報告しながら、実際は持ち主が判明しない自転車を駅前などに放置していた事実があったことも認めた。

・特集「県警捜査書類ねつ造

[ 閉じる ]
Copyright(C) The Kobe Shimbun All Rights Reserved