元巡査部長を在宅起訴 県警自ら隊捜査書類ねつ造
2004/12/25

 兵庫県警自動車警ら隊(自ら隊)の隊員らによる捜査書類ねつ造事件で、神戸地検は二十四日、書類送検された警察官ら十三人のうち、中心的に不正処理にかかわったとして、虚偽有印公文書作成・同行使などの罪で、元巡査部長(44)=懲戒免職=を在宅起訴した。残る十二人の現職警察官については「上司だった田中容疑者の指示に従っていた」などとして、起訴猶予処分とした。

 起訴状によると、田中被告は、自ら隊に所属していた〇一年十一月―〇二年七月にかけ、計五回にわたり、自転車盗難事件の処理過程で、被害者などが特定できなかったため、同僚らに犯罪捜査報告書や被害届などに架空の被害者名などを記入させ、書類を偽造。検察庁に送致させるなどした、とされる。

 起訴に踏み切った理由について、同地検は「司法制度の信頼を揺るがしかねない行為で、悪質」としている。

 一連の不正は昨年十二月に自ら隊阪神方面隊で発覚。今年一月、県警が内部調査に乗り出し、〇二年一月―〇四年七月までの捜査報告書など約一万件の関係書類を調査、今月一日、元巡査部長(44)ら十三人を書類送検した。同時に犯行当時地域部長だった警視正や自ら隊長を務めた警視三人ら、一つの不祥事では県警史上最多の計百六十三人を処分した。今回の在宅起訴について、県警の米田千明県民広報課長は「厳粛に受けとめており、今後は再発防止を徹底し、県民の信頼回復に努めたい」とコメントしている。

・特集「県警捜査書類ねつ造

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