再生医療実現へ 「発生研」7月8日、神戸に開所
2002/06/15

 受精の段階から生物細胞が成長していく仕組みなどを解明する理化学研究所神戸研究所の「発生・再生科学総合研究センター」が来月八日、神戸・ポートアイランド2期で開所式を開く。同種の基礎研究所で世界最大規模。内外から約二百四十人の研究者らが集まり、傷ついた身体の組織を再生して病気を治す「再生医療」の実現を目指す。

 神戸市が進める神戸医療産業都市構想の中核施設。国のミレニアム・プロジェクトの一環として整備され、前京都大大学院生命科学研究科教授の竹市雅俊氏がセンター長を務める。

 研究施設はすでに動物飼育棟など三棟が完成。今年十二月末にはすべて整う。約一・七五ヘクタールの敷地で、延べ床面積二万千五百平方メートル。建設費は約七十億円。研究費など年間運営費は約六十億円。

 基礎研究に加え、隣接の先端医療センターと協力し応用開発にも取り組む。発生生物学をはじめ、どんな細胞にも成長するES細胞(万能幹細胞)の研究も進める。当日は午後二時から神戸ポートピアホテルで、「発生・再生研究が切り拓く世界」と題し市民向けの記念講演会。参加自由。無料。同センターの研究者らが、手掛ける分野を分かりやすく説明する。

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