事業推進組織を新設 神戸市、医療産業で中小支援
2005/02/22

 医療産業都市構想を進める神戸市は、二〇〇五年度から地元中小や進出企業に対する支援体制を強化する。外郭団体の先端医療振興財団内に「クラスター推進センター」を新設。医療機器などの開発から知的財産管理、市場調査、薬事申請に至る事業化の流れを一貫してサポートする。医療分野に特化して企業を総合的に支援する組織は全国で初めてという。(足立 聡)

 同財団は先端医療センターと臨床研究情報センターを運営、新センターは両センターに並ぶ中核組織に位置付ける。発足は四月一日。〇五年度予算案では、センター運営や事業化支援などに約二億五千万円を計上。

 活動拠点の一つとして、先端医療センター二階に「医療機器サポートプラザ」を開設。現在八人いる専門人材を十五人に増やし、地元中小や進出企業からの相談に応じる。また事業化できそうなニーズを医療現場で見つけたり、企業に研究者や専門医を紹介する。

 十一月にポートアイランド2期に完成予定の「神戸バイオメディカル開発センター(仮称)」二階には、「中小企業機器開発コーナー(仮称)」を設置。地元中小が大手企業や専門医らと連携して医療機器を開発できる場を提供する。大手医療機器メーカーOBが常駐し、仲介役を務める。

 資金面の支援も手厚くし、地元中小を含む複数の企業が参画するコンソーシアム(共同事業体)に対し、開発費の半額(上限一千万円)を補助。事業化に必要な市場調査や薬事申請などの費用も、一テーマあたり最大五百万円を支援する。〇二年度から始めている個別企業向けの医療機器の研究開発費補助(一社最大百万円)も継続する。

・特集「医療産業都市

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