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災害対応のガソリンスタンド開設 淡路市内
2005/08/03 ![]() 自家発電機(奥)と映像カメラが設置されたガソリンスタンド=淡路市浦 停電時用の自家発電機と地下貯水槽をもつ災害対応型ガソリンスタンド(GS)が、島内で初めて淡路市浦の国道28号沿いに登場した。いざというとき、緊急車両や復旧作業車両、被災者へのガソリン・軽油供給や住民への給水を担う。セルフサービス式で二十四時間営業するため、遠隔地からスタンド内や国道の通行状況を確認できる映像カメラも設置している。(内田尚典) 小森石油(洲本市、小森健治社長)の「新淡路サービススタンド(SS)」。阪神・淡路大震災後、資源エネルギー庁が新設した補助金「災害対応型SS普及事業」の対象で、今年三月にオープンした。 自家発電機は十五キロワットの発電能力があるディーゼルエンジン式。地震などで停電すると自動的に稼働し、ガソリンなどをくみ上げるポンプや照明の電力を賄う。 貯水槽の容積は約十二立方メートル。水道水をためておき、災害時にトイレ水に使えるという。 映像カメラは補助メニューにないが、自前で事務所の軒下に付けた。高速インターネットで本社とつながっており、携帯電話でカメラの向きを上下左右に遠隔操作できる。 停電時は自家発電した電力で対応。同社から淡路広域消防本部へパスワード(暗号)を伝えてあり、非常時に同本部職員がパソコンで状況を確認できる。 同社にとっては五カ所目のGS。災害対応型にしたことについて小森社長は「大震災では津名給油所の建物にひびが入り、自宅が倒れた従業員もいた。国内外で地震・津波、風水害が相次ぎ、南海・東南海地震も予想されている」とした上で、こう話す。 「近くの東浦バスターミナル駐車場が災害時に救援基地になることも想定し、場所を決めた。エネルギー供給拠点になれば」 補助金の申請窓口となっている全国石油商業組合連合会(東京都千代田区)によると、GSはもともと強固につくられているため大震災でも壊滅的な被害はなく、災害時の役割が見直された。 昨年の新潟県中越地震では、自家用車で寝泊まりする被災者がGSに殺到。しかし一方で、停電によって手動ポンプで対応に追われたところも多かった。 災害対応型は全国に二十三カ所、うち県内では同社のほかに神戸市内に二カ所ある(三月現在)。 [ 閉じる ]
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