自衛隊から南極の氷 淡路市・釜口小

2005/12/21


南極の氷に触れる子どもたち=釜口小学校

 大自然の不思議を詰め込んだ冷たい“贈り物”―。南極観測任務に当たった海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が持ち帰った氷が二十日、淡路市釜口の釜口小学校(中山晏代校長)に届けられた。全校児童約四十人は、わずか三十センチ四方の中に地球環境の神秘を詰め込んだ“プレゼント”に触れ、大喜びだった。(三宅晃貴)

 子どもたちに南極や地球環境に興味を持ってもらおうと、自衛隊兵庫地方連絡部の隊員らが持参した。

 「しらせ」は食料や観測機器などの運搬と海洋観測の実施を目的として、毎年十一月に日本を出国し、四月に帰国する。今回贈られた氷は、南極の昭和基地沖にある氷山から今年三月に切り出したもの。

 始めに、隊員が南極大陸について説明。児童らは、面積が日本の三十七倍もあることや、大陸のほとんどが氷で覆われていることなどを学んだ。

 続いて、目の前に氷が登場すると、子どもたちは「ざらざらする」「きれいきれい」などと歓声を上げながら触っていた。砕いてもらうのを待ちきれず、自分の手で削ろうとする子どもの姿も。

 その後、砕かれた氷をコップに入れて水を注ぐと、中の空気が「パチパチ」と音を立ててはじけた。子どもたちはコップを耳に当て「小さな音が聞こえるね」と友達同士で報告し合っていた。

 同小四年の大川龍也君(9つ)は「花火みたいな音がした。すごい遠くから来たと思うと不思議な感じ。家に持って帰りたい」と氷の入ったコップを握り締めていた。


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