修業6年夢実現 丹波焼の窯元開く 五色町の西村さん

2005/05/20


丹波焼の作品を手にする西村さん=五色町鳥飼浦、楽久登窯

 素朴で飾り気のない陶器として親しまれる丹波焼(丹波立杭(たちくい)焼)を、生まれ故郷の五色町でつくろうと、二十六歳の男性が窯元を開いた。二十一日からは「窯開き」として作品や作業場を一般に公開する。男性は「淡路島の自然を生かした作品を作っていきたい」と意気込んでいる。(高田康夫)

 五色町鳥飼浦の西村昌晃さん。幼いころから神戸市垂水区で育ち、二十歳から六年間、丹波立杭陶磁器協同組合の清水俊彦理事長(篠山市)の元で修業を重ねた。

 昨年九月、「作品に自分のカラーを出したい」と独立を決め、祖母が暮らしていた故郷の家へ。納屋を作業場に改造し、増築した部分にガス窯を備えつけた。

 丹波焼は由緒ある陶器「日本六古窯(ろつこよう)」の一つで、八百年以上の歴史がある。西村さんもその伝統を受け継ぎ、今年一月から創作を開始。「明るく陽気な雰囲気の窯元にしたい」と「楽久登(らくと)窯」と名付け、茶わんや湯飲み、花瓶などをつくっている。

 現在は信楽(しがらき)(滋賀県)の土を使い、ガス窯で焼き上げているが、淡路島の土を使った陶器も研究中。数年後には、まきを燃料にして焼き上げる「登り窯」を設置する予定。西村さんは「今は手探りの状態だが、地域のみなさんに陶器のすばらしさを知ってもらいたい」と話している。

 窯開きは二十一―二十三日の三日間で、いずれも午前十時―午後四時。作品の展示販売や作業場の見学、焼きそばや赤飯、おでんの振る舞い、湯飲みのプレゼントがある。

 問い合わせは西村さんTEL090・9045・2468


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