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最古の舞台で播州歌舞伎 中町中央公民館クラブ
2005/11/11 ![]() 熱演する「中町中央公民館播州歌舞伎クラブ」のメンバー=2004年9月、多可町中区、ベルディーホール ふるさとの伝統芸能の継承と保存に取り組む「中町中央公民館播州歌舞伎クラブ」が十二日、香川県仲多度郡にある国指定重要文化財の芝居小屋「金丸座」で演目「寿式三番叟」を上演する。国立科学博物館が主催する「江戸のモノづくり」研究プロジェクトの一環で、一般住民の団体が同座で上演するのは戦後初めてという。(小西隆久) 同クラブは一九九四年、地元の播州歌舞伎を後世に残そうと、多可町中区の住民有志らで結成された。現在、町内外の学生や社会人など二十五人が所属しており、同町に唯一残るプロの座元「嵐獅山一家」の嵐獅山さんや中村和歌若さんらの指導で週一回のけいこを重ねている。 同プロジェクトは江戸時代の生活様式や文化を検証する狙いで、二〇〇二年度からスタート。全国から約百四十の大学・研究機関が参加し、今年が最終年。同クラブは、その一環で開かれる「木造芝居小屋の歌舞伎の科白・衣装等に及ぼした影響の研究」シンポジウムで上演する。 金丸座は木造の屋根付き芝居小屋としては日本最古とされ、年一回、松竹歌舞伎が上演されるほかに一般では使用できないという。当日は、江戸時代の上演風景を再現するため、照明を使わず、左右両方の花道を使う演出で演じる。 江戸時代にはやっていた女形の「寿式―」を演じられる一座が現在ではほとんど残っておらず、同播州歌舞伎クラブが選ばれたといい、同プロジェクトの元代表で、実践女子大文学部元教授の西角井正大さん(73)は「当時の視聴覚的様相の研究だが、歴史ある庶民の文化が金丸座で上演される意義も大きい」と話している。上演は午後一時二十分から。 [ 閉じる ]
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