新品種小麦「中国151号」を使った冷や麦。コシの強さなどが特長=小野市下来住町、ぷらっときすみの 最高級酒米・山田錦を使った「山田錦うどん」などに用いられ、小野市が品種名(愛称)を募集している新種小麦「中国151号」だけを使い、市農産物特産品開発委員会が「特製冷や麦」の試作に挑戦している。本格生産を前に「コシの強さを生かした魅力あふれる商品に」と意気込んでいる。(和田和也)
「中国―」は収穫量が多く、病気に強い特性を持つ。小野市では「きすみの地区営農組合」が、二〇〇三年度から休耕田を使って試験栽培しており、十一月から三地区計約五万平方メートルでの本格生産が始められる。
山田錦うどんのほか、きすみの地区産そば粉を使ったクッキーなどの材料に使われているが「栽培拡大に向け、さらに使途を広げよう」と100%使用の冷や麦開発にも着手した。
委員会メンバー十二人が三月、品種開発した近畿中四国農業研究センター(広島県福山市)を訪ね、特性などを視察。高松市の製麺(めん)所で手打ち作業も体験した。
試作中の麺は、ツルツルとしたのどごしと歯ごたえのよさが特長。きすみの営農組合直営のそば工房で開かれた試食会では、讃岐うどんに使われる香川県産小麦「さぬきの夢2000」の麺と食べ比べ、「コシの強さがよく出ている」「味も香川産に劣らない」などの評価が出た。
現在は輸入小麦の倍近く生産コストがかかるため、同委員会では「五―三割増し程度にまで抑え、販売方法などを検討した上で、来年をめどにおいしい麺を市民に提供したい」と話している。