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消防職員意見発表 近畿大会で最優秀 加西・篠倉さん 2005/04/26 加西市消防本部の消防士、篠倉由幸さん(34)が、神戸市でこのほど開かれた「消防職員意見発表会」近畿大会で、昨秋の台風23号で浮き彫りになった聴覚障害者への避難指示の課題や対策をテーマに発表し、最優秀賞に輝いた。篠倉さんは五月二十六日に熊本県内である全国大会に近畿地区代表として出場し、手話を使って地域住民らとの連携救助やメールでの緊急通報などの必要性を訴える。(末永陽子) 篠倉さんは昨年十一月、台風23号で大きな被害を受けた豊岡市や洲本市で、避難指示が聴覚障害者に届かなかったことを伝える新聞記事を読んだ。その記事をきっかけに思いだしたのは、二〇〇二年に消防署で参加した手話研修会。聴覚障害者は救急車や消防車を呼べない、救急隊とのコミュニケーションが取れないなどを学んだが、「解決のために二年間何もしなかった」と反省した。 そこで、仕事の合間を縫って手話の勉強を始めた。神戸市の手話通訳者とメールで連絡を取り、「災害時には、障害者は動揺して筆談もうまくできない」などの現状も新たに知った。 さらに、加西市内の聴覚障害者たちの実態調査を始めたところ、市内の聴覚障害者は百五十人、そのうち緊急通報用ファクスを使っているのは十八人だけだった。しかも65%は六十五歳以上の高齢者。「驚いたというよりショックを受けた」 現状を伝えたいと、意見発表会に応募。避難場所への手話通訳者の派遣や、停電時も乾電池で危険を知らせる装置の普及、携帯電話による119番メールの開設などを訴え、高い評価を得た。 篠倉さんは「目標は勝つことではありません。一人でも多くの人に意見を聞いてもらうこと」と意気込んでいる。 [ 閉じる ]
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