地 域 版 

「神戸国民学校」初の同窓会 12日三宮

2005/06/09


自費出版した疎開の追想誌を前に国民学校の思い出を語る潮海さん=東灘区田中町2

 軍国主義教育のため全国の小学校を「国民学校」と改称した太平洋戦争中、元町駅北側にあった「神戸国民学校」に在籍した人たちが十二日、初の同窓会を三宮で開く。集団疎開経験者も多く、世話人の潮海一雄・甲南大教授(69)=東灘区田中町二=は「子どもに犠牲を強いた戦争を風化させないよう、戦後六十年を機に思い出を語り合いたい」と参加を呼び掛けている。(直江 純)

 元町や三宮周辺が校区だった神戸小(現こうべ小)で、四一―四七年の間が国民学校だった。潮海さんは神戸小全体の同窓会長だが、「国に奉仕する『少国民』を育てた学校を忘れてはいけない」と、国民学校在籍者だけの同窓会を結成。対象者は現在六十五―七十五歳の約二千人という。

 四八年卒業の潮海さんの学年は、空襲を避けるため、終戦前年の四四年、現在の姫路市や加古川市などに分散疎開。「親兄弟と離れ、食べる物もない苦しい生活だった。神戸に残った親を空襲で亡くした子どももいたはず」と振り返る。

 潮海さんは、疎開五十年にあたる九四年、同窓生と疎開先の寺や旅館跡を再訪。投稿を集めて疎開追想誌を自費出版し、展覧会なども開いた。「それでも連絡がつかない人が多い。震災でも被災した人も多いだろうし、今後は毎年交流できたら」と呼び掛けている。

 同窓会は十二日午後五時半から、生田神社前の「酒肆(しゆし)大関」南店で。潮海さんTEL411・7939か伊村泰夫さん(四五年卒)TEL303・0669


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夢の残り香 源平を歩く
こうべ羅針盤 2005年度予算案から
 
ほっとライン 備える 地域の防災力はいま
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神戸へ来ませんか 震災を乗り越えてきた街
 阪神・淡路大震災から間もなく十年。災禍を乗り越えてきた街・神戸はどこに向かおうとしているのだろうか。神戸空港開港も見えてきた節目の年。浮かぶ言葉は「観光」「集客」。変化の兆しを探しにまちを歩いてみる。
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いまどきマンション事情
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続・保育所はいま
 保育所と幼稚園。どちらも主に就学前の子どもを預ける施設だが、保育所が厚生労働省、幼稚園が文部科学省と所管は異なり、入所要件も違う。一方で近年、国の規制緩和などで、保育時間や利用条件を柔軟に設定できるようになり、両施設の境目は薄れつつある。子育て支援のニーズの多様化を踏まえ、国も二〇〇五年度から、双方の垣根をなくす「幼保一元化」に向け、新施設を整備する方針を打ち出した。神戸市では既に実践している園があり、施設の共有など連携も進む。再開するシリーズ「保育所はいま」ではまず、一元化をめぐる現状を紹介する。
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