御影石の閻魔大王像が登場 西区・潮海寺
2004/08/20
境内に登場した閻魔像。「やさしさを大切に」と思いがこもる=西区伊川谷町今寺
「よう勉強して、よう遊べ〜」。薄暗い境内に、赤い炎を背負い、浮かび上がる閻魔(えんま)大王。西区伊川谷町今寺の潮海寺で二十二日から二十四日まで行われる地蔵盆を前に、御影石製の閻魔大王像が登場した。
高さ約二・二メートル、重さ約一・四トン。同寺の櫨木良幸住職(56)が「子どもに地蔵盆の意味を伝え、楽しめるものがあれば」と考案、地元の石材会社が約半年かけ制作した。
机を前に死者を裁く姿は、恐ろしい形相の中にもやさしさを秘めた表情になるよう、京都の寺院を回り、スケッチを重ねたという。
昼は御影石製の目だが、夜は七色に光る電球を入れる。右手を触ると「ガハッハッハー」と低い声が響き、「罪が重ければ地獄行きだー」と説教が流れる。左手を触ると「地蔵の化身」とされる閻魔大王のいわれを説明する。
六百五十年の歴史を持つ同寺は神戸六地蔵第二番霊場。二十三日には盆踊りやお化け屋敷も開かれる。住職は「今は善悪の境が薄れかけている。何が悪いことで何が良いことなのか、子どもたちが自分で考えて行動するきっかけになれば」と話していた。
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