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90歳タクシー運転手 長田の井上勝さん 2005/03/11 神戸、阪神地域を走るタクシー運転手の中で最高齢の井上勝さん=長田区大日丘町=が十日、九十歳の誕生日を迎えた。ハンドルを握り続けて七十年余り。戦前は中国、戦後は神戸を走ってきた。高齢運転者の安全面が注目されるなか、「健康な体を維持して安全に走り続けたい」と、気持ちを引き締めている。 兵庫県タクシー協会などによると、明石―尼崎間を拠点としている約一万三千人の運転手の最高齢だ。 加西市出身。小学校を卒業した後、神姫バスや中国東北部の南満州鉄道などでバスの運転手として働いた。戦後は六十年近く、タクシー運転手として神戸の街を見続けてきた。井上さんは「神戸が大好き。安全に走れる限り、この街を走り続けたい」と話す。 法令では、個人タクシーを運転できる年齢制限は七十五歳。だが二〇〇二年一月以前に認可された業者は、毎年の適性検査をパスすれば続けられる。 「安全性を保つために準備を欠かさない」と話す井上さんは毎週ジムに通って体力を養い、体調に合わせて無理せず働く。普段はJR三ノ宮駅前のタクシーターミナルで待機する。同業者(58)は、「体をしっかり整え、安全運転を続けてほしい」と井上さんにエールを送った。(長尾亮太) [ 閉じる ]
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