震災遺族に思い寄せあんどんに絵 春日野小

2006/01/14


犠牲者への思いを込めて描いたあんどんのイラストを眺める児童ら=春日野小学校

 三宮の東遊園地で十七日に開かれる「阪神淡路大震災1・17のつどい」で、通路をともすあんどんを制作する「神戸ヤングクリエイティブクラブ」のメンバーが十三日、中央区宮本通七、春日野小学校で、三年生約五十人とともにあんどんの絵を描いた。児童らはつどいに訪れる犠牲者の家族や友人らに思いを寄せながら筆を動かし、「一緒にがんばろう」とメッセージを込めた。(高田康夫)

 中央区三宮町一、神戸デザイナーズ学院の学生らでつくる同クラブは二年前から、1・17のつどいで、歩道を照らすあんどんを制作。元々は同学院のクラブ活動だったが、昨年から地域住民にも参加してもらい、今年初めて同校児童にあんどんのイラストを描いてもらうことにした。

 作業に取り掛かる前、同クラブの八幡聡代表(31)が「どんな絵でもいいです。来てくれた人に一緒に頑張りましょうと気持ちを込めれば伝わります」と話し、下書き用紙と和紙を配布。児童らは、学生に教えてもらいながら、絵の具で星や虹などを描いた。

 たんすの下敷きになった母親に地震の怖さを教えてもらったという金本浩志君(9つ)は「地震のときは大変だったんだろうな。うまく描けたし、みんなに元気になってもらいたい」と、多くの点々で犠牲者を描き、隣に星や月を添えた。

 イラストの指導をした同学院一年の弘田伊吹さん(19)は「子どもたちが震災を知っていて驚いた。未来を照らせるようなあんどんになれば」と期待を込めていた。

・特集「伝える 震災11年


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