テレビ電話で南極の溝渕さんとの会話を楽しむ子どもたち=緑が丘小 三木市緑が丘町出身で第四十六次南極観測隊に参加、現在昭和基地にいる溝渕裕史さん(34)が八日、母校の緑が丘小四、五年生百四十五人とテレビ会議で交流を深めた。子どもたちの質問に対し、溝渕さんがオーロラなどの珍しい映像を交えながら答えると、会場は歓声に包まれた。
卒業生が活躍する姿を知ってもらおうと、同校などが主催。保護者ら約四十人のほか、近くに住む溝渕さんの両親、英夫さん(65)、陽子さん(61)も駆けつけた。
中継前には、第四十五次隊(二〇〇三年十一月―〇五年三月)に同行した朝日新聞の中山由美記者が、南極の寒さや基地での生活の様子などを説明した。
溝渕さんは大手通信会社に勤務。同隊では通信ネットワークなどを担当している。
現地と回線がつながると、子どもたちはカメラに向かって手を振って応えた。約五十分間にわたり、観測作業や食べ物、ペンギンなどの動植物に関する質問が相次ぎ、溝渕さんは一つずつ丁寧に答えていった。
四年の岡本拓海君(9つ)は「オーロラは虹色かと思っていたけど、緑色だと聞いてちょっとがっかり」。南極は寒そうなので服装について尋ねたという五年、尾林初音さん(11)は「基地の中は案外薄着だった。溝渕さんと話して南極が身近に思えるようになりました」と話していた。
市内からは第四十五次隊にも、末広一出身の藤原久子さんが医療担当として参加している。(高見雄樹)