| はりま にぎわい特区 地域再生への挑戦 | ||
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| 紙芝居で郷土史紹介
「ときは元禄十四年、一七〇一年三月十四日。なに思たんか知らんけども、浅野内匠頭(たくみのかみ)が吉良上野介に切りかかりました。第一刀は背中に。吉良が何事かいな、と振り向いたところ、第二刀が額に。これはあかん、と逃げようとしましたが、第三刀が背中に入ったわけです」 赤穂城跡大手門近くの休憩所。毎週日曜、紙芝居で史実「赤穂事件」を観光客に紹介している。赤穂弁を交えた軽快な語り口がユニーク。読み手はテンポよく絵を替え、聞き手を元禄の世界に引き込んでいく。 赤穂市の歴史愛好家らが集まり、一九九九年に発足した。メンバーは会社員、主婦、大学生ら二十―六十代の男女約十五人。普段は定期的に勉強会を開いたり、各地の史跡を訪ねるなどして見識を深めている。 昨年、メンバーの間からこんな声が上がった。 「内々で勉強するだけでなく、自分たちの活動をまちおこしに役立てようか」。そこで考えたのが、観光客や子どもたちを対象にした紙芝居。早速、観光やまちの活性化に取り組む団体などを助成する同市の「チャレンジあこう推進事業」に応募し、助成が決まった。 イラスト担当は、水彩画を趣味とするメンバーの藤本礼子さん(34)。江戸時代のまちの雰囲気を出すため、昔の町並みの様子をとどめた昭和三十年代の同市の写真や、古文書の絵巻などを参考に製作。仲間とも相談し、建物の高さや人物の衣装など細部にまでこだわって一枚一枚を仕上げた。 紙芝居は計十枚。浅野内匠頭の切腹を知らせる早かごが千種川を渡る様子、赤穂城の開城で龍野藩主・脇坂淡路守の行列が入城する場面など赤穂での場面を中心に構成されている。 代表の河部元一さん(46)は「物語としての忠臣蔵だけでなく、歴史上の出来事『赤穂事件』も広く知ってもらいたい。子どもたちの歴史教育にも役立てば」と小中学校などへの出張も検討中だ。(斎藤雅志) |
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