| はりま にぎわい特区 地域再生への挑戦 | ||
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| 少しずつ前に進もう
リズミカルな歌に、愉快な振り付け。舞台のメンバーにも、会場を埋める親子にも笑みがあふれる。十一月末、加古川市で開かれたゴスペル風合唱団「インチウォーム」のコンサート風景だ。 加古川市平岡町のマンションで、母親ら五人が一九九八年十一月に結成。ゴスペルをテーマにした映画「天使にラブ・ソングを…」に感動したのがきっかけだった。 初ステージは、マンションのクリスマスパーティー。これが好評で、同年代の母親ら二十人が集まった。ご飯やおかずを持ち寄って歌い、踊り、おしゃべりして交流を深め、「仲間と一緒にちょっとずつ進もう」と尺取り虫の意の「インチウォーム」と名付けた。 音楽経験があるのは三人だけ。音譜を読めない人もいたが、バンドのボーカリストだった代表の藤村富紀子さん(38)、英語劇経験者の副代表、藤本比佐子さん(44)らが、自身の知識を分け合って練習を重ねた。 週に一度のレッスンに妥協はない。声量が足りない時には人数を増やし、表情や声量によって並び方や選曲も工夫する。「その時のベストを見てほしいし、ただのボランティアって思われたくない。それには実力が伴わないと」と藤村さん。 幼稚園や小中学校、老人ホームと活動範囲が広がるにつれて参加希望者も増え、二〇〇二年には新メンバーを集めた「インチウォーム・プラス」も発足させた。「結婚したら、ダンナの名前になって、○○ちゃんのお母さんって言われて。みんな何かに属して、自分の時間や仲間がほしかった。インチウォームは手の届くところにあったからよかった」と振り返る。 テーマソングは「いつだって だれだって 何だって やってやれないことはない!」。「子育てで忙しいからと、あきらめている人にも、そんなメッセージが届けばいいな」。そう思いながら歌い続ける。(小西博美) |
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