かつてそこには、人々が集う盛り場があった。三宮・東門の路地を歩くと、空き地や駐車場が唐突に現れる。一九九五年一月十七日の阪神・淡路大震災で倒壊した二階建ての貸店舗や商業ビルの跡地だ。県内有数の歓楽街にあって、十二年を経てなお傷跡が消えないのはなぜだろう。私たちは、空き地の理由を知りたいと思った。