ろうそくで描く地上絵 震災10年追悼行事 人と自然の博物館
2005/01/14

昆陽池公園での様子の映像を背に、ろうそくを持つ嶽山研究員=人と自然の博物館
 阪神・淡路大震災十年を控え、人と自然の博物館が十六日、ともしたろうそくの火で絵を描く追悼行事「キャンドル・ミュージアム」を、隣接する弥生が丘の深田公園で開く。伊丹市で毎年開かれており、今年は震災の企画展を開催中の同館も初めて実施することにした。参加は自由で、同館は「過去を振り返るだけでなく、未来への希望につなげたい」と話している。(黒川裕生)

 「キャンドル・ミュージアム」は、伊丹市のボランティアグループ「ユー・アイ・アソシエーション」(赤松弘輝代表)が震災の翌年から毎年この日に、同市の昆陽池公園で開いている。その年ごとにテーマを決め、ろうそくを並べてハート形や砂時計などの絵を表現する。

 昨年、同館で企画展「大震災を超えて」が開かれることを知った赤松さんが、実施を持ち掛けたことがきっかけとなり、同館も開催することにしたという。

 当日は、赤松さんから譲られた、九年間使い続けているろうの一部(約三十リットル分)を使う。参加者は、約二十センチのたこ糸を溶けたろうの中に垂らし、直径約三センチのろうそくを作る。さらに名前や思いを側面に書いて絵の形に並べ、暗くなってから火をともす。

 震災十年の節目となる今年のテーマは「伝承」。絵のデザインは当日午前中に研究員らが現地で決める。

 企画に携わる嶽山洋志研究員(28)は「三田には当時の様子を知らない子どもも多いと思うが、鎮魂の火を見て何かを感じてほしい」と期待を寄せる。

 申し込みは不要。午後四時半から。参加無料。同館TEL079・559・2003

・特集「阪神・淡路大震災

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