「坂越の桜」名所復興を 園児ら招き苗植樹 赤穂

2006/03/10


桜の苗木を植える坂越幼稚園の児童ら=8日午前、赤穂市坂越、船岡園

 かつて県内有数の桜の名所として知られた、赤穂市坂越地区を再び盛り上げよう-と、地元住民有志でつくる「さこし船岡を良くする会」が、大(おお)避(さけ)神社の裏山にある「坂越船岡園」一帯の整備に取り組んでいる。9日、近くの幼稚園児40人が訪れ、卒園記念として桜の苗木を植樹した。(山本哲志)

 坂越船岡園は、瀬戸内海を望む小高い丘で、春になると桜が咲き誇り、大正のころから名所として知られていたという。

 だが、近年は老木になった上、手入れも十分ではなく、多くが枯れた状態に。五年前に一度、四十本を植樹したが、住民らは「観光客も年々減り、知名度も隣の赤穂御崎に完全に負けてしまった」と惜しんでいた。

 そこで、同会は名所復活を目指し、桜の植樹を計画。この日は、卒園記念に合わせて、赤穂市立坂越幼稚園の年長クラスの園児を招いた。園児らは、高さ約三メートルのソメイヨシノの苗木四本に、次々とスコップで土をかけた。井筒菜未ちゃん(6つ)は「早く大きくなってきれいな花を咲かせてね」と願っていた。

 同会は今後、年間十本程度を目標に植樹していくという。世話人を務める三木忠さん(62)は「坂越船岡園一帯は眺めも素晴らしい。桜の名所としてアピールし、観光客を増やしていきたい」と意気込んでいる。

「大きくなあれ」。ソメイヨシノの苗木を植える園児ら=赤穂市坂越、坂越船岡園


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