赤穂緞通の魅力知って 主婦ら伝承へ講習会

2006/05/27

 赤穂市の伝統的な織物「赤穂緞(だん)通(つう)」の講習会が二十六日、同市加里屋中洲の中央公民館で始まった。伝統工芸を広めようと活動する「あこうだんつうの種をまく会」のメンバーを講師に、来月九日まで計五回開催。市内の主婦ら六人が、オリジナル作品に挑戦する。

 赤穂緞通は、木綿の手織りの敷物で、鍋島(佐賀県)、堺と並び日本三大緞通に数えられる。明治時代、塩田で働く女性の副業として発展したが、戦後の機械化などで衰退。七年前、伝統工芸の灯を守ろうと地元の主婦らでグループをつくり、技術の継承に取り組んでいる。

 一方、グループの有志三人が伝統工芸のPRへ「あこうだんつうの種をまく会」を設立。小型の織り機を製作し、子どもたちや観光客向けに手織り体験もしている。

 講習会では、参加者らが六台の小型織機に向かい、真剣な表情で織り方を学んだ。五回の講習で横十五センチ、縦六センチの小品を完成させる。同市有年横尾の主婦玉石典子さん(42)は「時間がかかって大変だけど、楽しくてはまりそうです」と笑顔で話していた。

 同会の山下真理子代表は「織機の数を増やして、もっと多くの人に赤穂緞通の魅力を知ってほしい」と話していた。(山本哲志)


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