築窯20年の記念作品展を前に窯から出品作を取り出す当麻さん=宍粟市千種町岩野辺 宍粟市千種町に登り窯を構えて創作を続ける当麻嘉英さん(51)が、築窯二十年を記念する作陶展を十四日から姫路市内で開く。
当麻さんは大阪市の出身。岡山県にある備前焼の窯元やフランスの工房などで修業後、一九八六年に木だけを燃料にした登り窯を同町岩野辺に開き、作陶に励んでいる。日本伝統工芸展など入賞歴も数多い。
備前焼を基本にしながらも近年は「地域性」にこだわり、かつての千草鉄の生産に使われた砂鉄や、窯元周辺の赤土を陶土に加えた焼き物などにも取り組んでいる。
記念作陶展は、同市二階町のヤマトヤシキ七階の特選ギャラリーで。日常雑器、茶道具など約百点のほか、スギ、ヒノキの板にイワナの陶芸作品を飾り付けた新作の壁飾り六点も出品する。
二十日までで作品は即売する。十九日には茶菓の接待もある。(清水兼男)