赤穂緞通 体験用織機を主婦ら完成
2005/02/12
完成した小型の織機。誰でも緞通制作が体験できる=赤穂市加里屋、赤穂緞通加里屋工房
赤穂市の伝統工芸品「赤穂緞通(だんつう)」の制作に取り組んでいる地元の主婦らがこのほど、子どもたちや観光客らが緞通織りを体験できる、小型の織機三台を完成させた。同市加里屋の赤穂緞通加里屋工房で、作業工程を学びながら、オリジナルの作品を作ることができる。分解して持ち運びができるため、小学校などへの出張講習も可能だ。
赤穂緞通は江戸後期、塩田で働く女性の副業として始まった。織り上げた後、糸きりばさみを使って入念に毛足を摘むことで、文様を鮮やかに浮かび上がらせるのが特徴。堺、鍋島(佐賀県)と並ぶ日本三大緞通の一つに数えられたが、昭和初期に材料となる綿花の輸入が制限され、衰退した。
復興に尽力し、現在も制作を続けている主婦ら四人が「あこうだんつうの種をまく会」を立ち上げ、体験用の織機の製作を開始。織機職人と相談を重ねて完成させた。
高さ約九十センチ、幅約七十センチ、奥行き約百センチで、通常の織機の約六分の一。作業はメンバーが指導し、幅約三十センチまでの緞通を織ることができる。毛足を摘む作業も体験できる。
同会の山下真理子代表は「幅広い年代の人に赤穂緞通を知ってもらいたい。ぜひ、世界で一つだけの作品を作ってみてください」と話している。
午前十時―午後四時半。体験料は二千円からで、作品の大きさや図柄などに応じて変わる。予約必要。同会TEL0791・45・0606
[
閉じる
]
Copyright(C) The Kobe Shimbun All Rights Reserved