岩手の「ゲゲゲの鬼太郎」展 チラシに八鹿小児童の絵
2004/08/12

「細かく描かれ、本当に妖怪がでてきそうな雰囲気が好き」と水木作品の魅力を話す泉山君=養父市八鹿町舞狂の自宅
 岩手県北上市の博物館「鬼の館」の開館10周年記念展「ゲゲゲの鬼太郎ワールド」のチラシに、養父市八鹿町舞狂の泉山真寛くん(八鹿小6年)の絵が採用された。作者の水木しげるさんの誕生日に贈った作品を記念展企画者が目に留め、「ぜひ使わせてほしい」と依頼。2万枚のチラシとして全国の公共施設などに配布された。泉山君は「うれしいことや驚くこと、初めてのことがたくさんあった」と喜んでいる。(辻本一好)

 ゲゲゲの鬼太郎は、妖怪(ようかい)や人間の精神世界を描き続ける漫画家、水木さんの代表作。泉山君は昨年夏、水木さんの出身地で「水木しげるロード」などで知られる鳥取県境港市の妖怪関連のみやげを知人にもらったことから、鬼太郎に興味を持ちだした。

 以来、ビデオをレンタル店で借りたり、書店や古本屋、インターネットで関連本などを探すことに夢中になった。

 図書館で見つけた水木さんの伝記本で誕生日が三月八日と知り、今年三月初め、鬼太郎や妖怪たちをA4画用紙に描き、八十二歳を祝う手紙を添えて、水木プロダクションに送付した。

 このとき、鬼の館十周年事業で鬼太郎展を企画中の担当者が同プロダクションを訪れた際、たまたま飾られていた泉山君の絵に感激し、電話で泉山君にチラシへの使用許可を申しこんできた。

 記念展は七月二十五日―九月五日。泉山君は八月四日に家族四人で訪れ、絵を採用した担当者とも面会した。「館の入口にチラシが張ってあったのを見たときは最高の瞬間でした」と笑う。

 鬼太郎との出合いをきっかけに、絵をかくようになった泉山君は、最近は漫画用のペンで環境をテーマとした創作漫画を描き始めた。母の恵子さんは「子ども時代に鬼太郎に親しんできた大人たちと会話することが増えたり、一枚の絵から子どもの世界が随分広がった」と喜んでいる。

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