民間への委託などが検討されている長者屋敷=篠山市網掛 篠山市は、一九八八年のホロンピア88「北摂・丹波の祭典」の会場の一つだった「長者屋敷」(同市網掛)の運営を民間に委託する検討を始めた。使用目的や運営方法などを定めた条例の廃止案を十日開会する市会に提案する。この施設は使用目的などが制限されてきたことなどから、利用者が減少。活用方法が検討されていた。
同屋敷はもともと篠山市野中にあった大西家旧宅。明治時代に建築されたといわれる。八八年に現在の場所に移築。同祭典で使われ、九九年の合併時に旧丹南町から篠山市へ引き継がれていた。現在は四季の森生涯学習センターが管理、運営を行っている。市などの文化財の指定は受けていない。
しかし「地域文化の振興」などを目的としていたため、利用者は少なく、昨年は八回しか利用されていなかった。
議案では、条例廃止の時期は十月とされている。同市は「民間の活力を借りることも考えて、有効活用につなげたい」としている。(小林隆宏)