社会福祉法人光朔会オリンピア |
スウェーデンの福祉専攻の大学生が研修に訪れ、入居者と交流 |
認知症高齢者グループホームや高齢者総合福祉施設・保育園など、六つのケア拠点を神戸市内で展開する。運営で重視しているのが、ノーマライゼーションの考え方だ。
「どんな状態であっても、人は普通の生活を送る権利を持ち、私たちにはその権利を支える責任がある」。穏やかな口調に信念がうかがえる。
その実現のために実践しているのが、「与えすぎないケア」。料理や買い物など自分でできることは任せている。「本来持っている力を引き出すことで、認知症の進行を遅らせるし、何よりいきいきと暮らせる」。施設では、利用者が先生になってピアノや謡を教える風景も珍しくない。
ケアを担うスタッフは6、7人のチームを組んでおり、利用者一人ひとりにどんなケアが適しているのか、意見を交わしながら、ケアの方針を決めている。「権限は利用者をよく知る現場に任せる」のが基本という。
スタッフから今、「アメリカで暮らす娘を訪ねたい」という認知症の利用者の希望をかなえたいと提案されている。今年の目標の一つは「その思いを実現すること」だ。
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