出産後に子育てをしながら、また、親の介護にあたりながら、そして年齢を重ねても、「働きたい」と考えている人は多い。しかし、そんな思いを受け止め、だれもが働きやすい仕組みを整えている会社は、まだほんの一部にすぎない。
働くことの価値が多様化する一方、労働力人口の減少が進みつつある今、企業にとって、多様化する働き方へのニーズに応えることがますます求められている。
「第1回ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」の受賞企業となった5社の先進事例を紹介する。
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| 井戸知事から賞状を受けとる「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」受賞企業代表者たち=神戸市中央区、兵庫県公館 |
「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」では、働き方を見直して仕事と家庭を両立させる支援制度の導入などにより、だれもが働きやすい職場づくりに実績を上げている企業を表彰した。
第1回は、池田電機(姫路市)▽エス・アイ(同)▽協同病理(神戸市)▽三ツ星ベルト(同)▽モロゾフ(同)―の5社が選ばれ、表彰式が3月1日、兵庫県公館(神戸市中央区)で開かれた。
2006年3月、兵庫県、連合兵庫、兵庫県経営者協会の政・労・使が「仕事と生活の調和と子育て支援に関する三者合意」を締結して以降、行政と労使が一体となって、「仕事と生活のバランス」を推進する取り組みが進められている。
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| 社内で取り組んでいる事例を発表する「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」受賞企業代表者 |
09年6月には、企業や労働組合等でのワーク・ライフ・バランス施策を充実させるため、「ひょうご仕事と生活センター」をオープン。相談業務や講師派遣などを通じて、だれもが働きながら安心して、生活と両立ができる社会の実現を目指している。
表彰式で、井戸敏三・兵庫県知事は「仕事と生活の両立を目指す働き方を模索している企業は、結果的に企業業績の改善にもつながり、会社と働く人の双方にメリットをもたらしている。景気が厳しい時だからこそ、新たな取り組みによって企業イメージを上げ、従業員の団結心を確認し合うことが大切なのではないか」とあいさつし、取り組みの広がりへ期待をかけた。
この後、今回、受賞企業となった5社へ、表彰状と記念品が贈られ、記念撮影も行われた。続いて、三ツ星ベルト、池田電機、エス・アイの3社から、それぞれユニークな取り組みの事例発表があった。
ひょうご仕事と生活センター
http://www.hyogo-wlb.jp/