神戸新聞が経営権 サンテレビ
2002/05/29

 独立系UHF局のサンテレビジョン(神戸市)は二十八日の取締役会で、長岡惟行社長(61)が退任し、後任に神戸新聞社出身の仲谷昌也専務(61)が昇格するトップ人事を内定した。長岡社長は主要株主のダイエーからの派遣役員だが、同社は人事と併せ、保有株式の大半を神戸新聞社に譲渡する方針で、サンテレビの経営権は同新聞社に移る。首脳人事は六月末に開く株主総会後の取締役会で正式決定する。

 ダイエーは現在、サンテレビの発行済み株式の17・2%を保有。この過半を、同数の株式を持つ神戸新聞社に譲渡する。また、サンテレビ株の28・9%を保有する筆頭株主の兵庫県も持ち株の一部を同様に譲渡することを検討しており、最終的に神戸新聞社が筆頭株主となる。

 サンテレビの経営は、ダイエーが一九八四年に株式を取得して主導してきたが、経営再建計画に基づき本業の小売業に専念するため、経営権の返上を決定。神戸市を含む大株主で協議した結果、サンテレビと六九年の開局当初から関係の深い神戸新聞社が経営権を引き受けることになった。

 ダイエー出身の役員では、近藤勝重取締役、鳥山信清監査役も六月末で退任する。

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