太陽光発電普及加速へ事業組織 1月「ワット神戸」
2002/12/05

 太陽光発電の普及を目的に、兵庫県中小企業家同友会の会員企業三十社でつくる「ワット神戸」(代表・津田久雄新星電気社長)は来年一月、同発電設備の設置などを請け負う事業組織を設立する。環境にやさしい電力をアピールするため、来春には啓もう活動に専念するNPO組織も立ち上げ、相互で役割分担をしながら普及活動を本格推進する。(松井 元)

 事業組織となるのは、「ワット神戸太陽光発電・省エネコンソーシアム(仮称)」。現メンバーのうち電気、建設関連の十数社が参加し、同企業家同友会の会員企業(千八十一社)を主な対象に、太陽光発電設備の設置を進めていく。

 具体的には、各工場ごとに電力の使用状態を調べ、コンピューター管理などで電気料金を減らす省エネルギーシステムを提案。削減した電気料金分を同発電設備の工事費に充ててもらう。

 一方、啓もう活動を行う組織は「NPO法人・ワット神戸(仮称)」。来年四月の総会で法人化を決議する予定。近隣の大学などからアドバイザーを招いて市民講座を開くなど、環境保全意識の啓もうや太陽光発電の導入を呼び掛けていく。

 NPO活動の一環として、大手企業のOB技術者ら四―五人を有償ボランティアとして採用、事業組織に加盟する取付業者を中心に技術向上をサポートする。具体的には各メーカーの太陽電池の特徴などを解説、顧客のニーズに応じたシステムを提案できるよう指導する。また、事業組織が行う工場の電気使用状態の検査も代行し、委託料を活動資金に充てる。

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