市立宝塚温泉が来年オープン
2001/09/14

 かつて温泉街として栄えた宝塚市湯本町に来年1月、温浴施設「市立宝塚温泉」がオープンする。武庫川沿いの建物は、建築家・安藤忠雄さんの設計で、川に臨むカフェや露天ぶろがある。施設について定めた条例案が13日、市議会常任委員会で可決され、利用料金なども固まった。

 施設は地上五階建て、地下二階。延べ約二千六百平方メートル。川に面したガラス張りの開放感あふれるデザインで、水着で入れる露天ぶろのほか、マッサージ室やレストラン、テラスなども備える。

 施設は十年前に計画されたが、阪神・淡路大震災の影響で三年間、凍結。昨年三月、着工した。今年十一月には工事を終える。総事業費は約四十五億円。

 宝塚温泉は一八八五年に開かれ、一九七〇年代には約六十軒の旅館がひしめいた。しかし、オイルショックや温泉ゆう出量の減少で客足が遠のき、旅館は相次いで廃業。現在、温泉を引くのは三施設だけだ。市は「完成する施設を起爆剤に、『湯の街』の復活を目指したい」と期待を寄せている。

 利用料は一般(市外の人)千百円▽一般(市民)八百円▽七十歳以上三百円―などで、市は年間約十五万の利用者を想定している。施設は、市が50%出資する第三セクター「宝塚温泉株式会社」が運営する。

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