70余年の歴史に幕 阪神パークが来年3月閉園
2002/04/27

 阪神電鉄(大阪市)は二十六日、直営のレジャー施設「阪神パーク甲子園住宅遊園」(西宮市)を来年三月末で閉鎖する、と発表した。阪神・淡路大震災以降、遊園地部分を縮小するなどして営業を続けてきたが、レジャーの多様化などに対応し切れず、七十余年の歴史にピリオドが打たれることになった。跡地は三井不動産(東京)がショッピングセンターを整備する。

 同パークは一九二九年完成の「甲子園娯楽場」が前身。五〇年にその北側の現在地に移転、動物園を備えた遊園地「阪神パーク」としてオープンした。ヒョウとライオンをかけ合わせた「レオポン」の誕生などで人気を集め、七三年のピーク時には年間で約百三十五万人が訪れた。

 しかし、競合施設のオープンなどで入場者が減少。ここ十年は毎年五億円前後の赤字が続いていた。九五年の阪神・淡路大震災では園内が液状化するなどの大きな被害を受け、九七年に入場無料の住宅展示場との複合施設として、リニューアルしたが、入場者数は予想を下回っていた。

 閉園で見込まれる損失は約十六億円。ゾウをはじめ動物については、各地の動物園などに受け入れを依頼している。阪神電鉄広報室は「西梅田開発や西大阪線延伸、西宮駅の商業施設建設など事業が重なり、残念だが閉園を決断した」と話している。

 一方、三井不動産はショッピングセンターについて「規模や建設時期など、七月中には概要を明らかにしたい」としている。

 県内の遊園地をめぐっては、阪急電鉄が宝塚ファミリーランド(宝塚市)の閉園と神戸ポートピアランド(神戸市)の運営からの撤退を発表したばかり。

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