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指先で心筋梗塞診断 大屋町の医師が新システム 2002/05/22 指先に流れるかすかな「脈波」をキャッチし、心筋梗塞(こうそく)などの危険性や心身のストレス状態が分かる健康診断システムを、兵庫県養父郡大屋町立南谷診療所の馬庭芳朗医師(43)らが開発した。心電図や血圧計などで調べる従来の方法より、情報がはるかに多く得られ、ノートパソコンなどがあればどこでも利用できる。全国でも初のシステムといい、すでに心筋梗塞の早期発見など成果を挙げている。 「脈波カオス健康度診断システム」。馬庭医師が東京や横浜の企業と協力、昨年、ソフトを開発した。 患者が指一本を指先センサーに十秒間差し込むことによって、血液の流量変化を示す脈波を、光センサーがキャッチ。それを「A/Dコンバータ」で増幅させ数値データに変換し、パソコンを使って解析する。 さらに、血液量が変化する「加速度」も算出し、その脈波形を画面に映し出す。 「健康」を示す標準波形より、凹凸が少なければ、疲労やストレスがかかった状態で、逆に、波形が複雑になれば、動脈硬化などの症状を示すという。 ほかにも、脈波の形を決めるさまざまな要因を「カオスアトラクター」という図形として画像化。共同研究する東京医科大や大阪大などの二千にのぼる臨床例との照合で、痴ほうや精神障害、疲労、飲酒の状態も分かるという。 長野県内のある事業所では、従業員の健康診断に利用。馬庭医師は「インターネットで自宅からデータを送ることもでき、へき地などの高齢者の健康管理にも活用できる」と話している。 [ 閉じる ]
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