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JICA兵庫で和服着付け16年 神戸の土井さんら 2002/08/15 途上国の技術研修生らとの交流が生きがいという八十歳の女性が、神戸市中央区の国際協力事業団(JICA)兵庫国際センターに十六年間通い続け、折り紙や和服の着付けを教えている。阪神・淡路大震災後の仮設住宅暮らしや、復興住宅に移った後の夫の死も、研修生らの笑顔を支えに乗り越えられたという。(内田尚典) 同市西区井吹台西町一の土井好子さん。「ベティさん」の愛称で親しまれている。 きっかけは十六年前。神戸・元町にある行きつけの電器店でネパール人とバングラデシュ人の研修生に出会い、女学校時代から得意だった英語で話し掛けてみた。家族と離れて勉強している姿に、貧しかった若いころを重ね「元気付けたい」と考えた。 さっそく、須磨区にあった旧センターを訪れ、研修生に着物を着せたところ、大変喜ばれた。かつらや刀の模型、浴衣なども買いそろえた。 震災で同区の自宅が全壊。西区の仮設住宅で隣り合わせになった日出加鶴子さん(72)も加わり、電車とバスを乗り継いで通った。九八年五月に現在の市営住宅に引っ越したが、翌年、夫を亡くした。自らも内臓の手術を受けた。「気持ちまで弱りそうになったけど、研修生の笑顔を見ると足がよく動いた」 最近は、知人に車で送り迎えの助けを受けて週に一、二回、夕方にセンターに通う。ロビーのテーブルに店開きし、二人で研修生らの帰りを待っている。 [ 閉じる ]
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