|
「全国英語教育学会」開幕 転換期への課題探る 2002/08/23 学校や民間団体などで英語教育にかかわる人らが研究成果を報告する「第二十八回全国英語教育学会神戸研究大会」が二十二日、神戸市灘区の神戸大国際文化学部で始まった。日本の外国語教育が転換期を迎えるなか、教員の質の向上、授業のあり方など幅広いテーマで議論が行われた。 大会は二日間。全国から七百人が参加し、約百七十件の発表がある。 この日の討論テーマの一つが、「英語教員と研修」。文部科学省が七月に発表した「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想」では、中・高校の全英語教員への集中的研修などが盛り込まれ、教育現場での関心が高まっている。 千葉商科大の酒井志延助教授は、共同研究グループ「英語教員研修研究会」で行っている調査結果を報告した。 約三百四十人の英語教諭を対象とした調査では、定期的に研修に参加している人は半数弱で、参加できない理由として多かったのが「生徒指導で多忙」。また、別の調査では、教諭に望まれる英語運用能力として「英検準1級」を挙げた人が55%を占めたが、実際は「英検2級」の取得が最多だった。 こうした現状を踏まえ、現場の教員らからは「英語力だけでなく指導力とのバランスが重要」「公的な研修をもっと魅力ある内容に」など、研修の改善に向けたさまざまな意見が出された。 大会は一般参加可。二日目は、午前九時半から午後四時二十分。参加費四千五百円。 [ 閉じる ]
Copyright(C) The Kobe Shimbun All Rights Reserved |