救助中に特急、救急隊員2人死傷 JR神戸線
2002/11/07

 六日午後七時十二分ごろ、大阪市淀川区加島三丁目のJR神戸線塚本―尼崎間で、市立中二年の男子生徒(14)が大阪発姫路行き新快速電車に接触した。同四十五分ごろ、男子生徒を搬送するため、現場に到着した救急隊員の市消防局淀川消防署消防士長、中沢良夫さん(28)と同、平井宏明さん(29)が京都発鳥取行き特急「スーパーはくと11号」にはねられるなどした。

 中沢さんは全身打撲で間もなく死亡し、平井さんと男子生徒も頭などに重傷を負った。神戸線は上下三十二本が運休(部分運休含む)し、百二本が遅れ、約九万人に影響した。

 大阪府警淀川署は業務上過失致死傷容疑を視野に、事故現場の安全確保が十分だったかどうかなどを捜査する。

 調べなどによると、神戸線は男子生徒の接触事故後、運転を見合わせたが、安全を確認して午後七時三十四分ごろに運転再開。救急隊員をはねた特急はダイヤより約二十分遅れ、時速百キロで現場を通過した。

 現場に駆け付けた救急隊員は三人で、中沢さんと平井さんが担架を持ち、はしごを使って地上約二メートルの線路に近づいた直後にどちらかが特急と接触し、もう一人も巻き込まれたという。当時、付近には尼崎、塚本両駅員らがいたという。

 男子生徒は線路南側で同級生ら約十人で「探偵ごっこ」をして遊んでいた。男子生徒ともう一人が犯人役になり、石垣の上にあるフェンスを乗り越えて線路内に入ったらしい。

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