高校生に大学の授業 県教委が協定締結へ
2003/01/05

 兵庫県教委は、関西学院大学など県内の複数の大学との間で高校との連携協定を結ぶことを決めた。出張授業など、高校と大学が個別に連携するケースはあったが、周辺に大学のない高校もあり、地域間格差が指摘されていた。協定では、県教委が高校側の要望と大学側のメニューを調整。大学の人材や研究成果を、全県的に高校教育に生かす環境整備を進める。

 参加を決めたのは関学大、流通科学大、神戸親和女子大。ほかに数大学が検討中。三月末までの調印を目指す。

 協定は十項目。参加大学は、高校生の受け入れが可能な講座と人数を決め、受講した高校生に修了証を出す。出張授業やテーマ別の講演なども考えている。

 阪神間を中心に高大連携をする学校は増えているが、淡路や丹波地区には大学がないなど、地域間格差が拡大。このため、希望する高校には大学の授業をインターネットで配信し、将来的には単位認定もするなど、全県的に高度な授業が受けられるようにする。

 また、選択科目の多い総合学科や単位制の高校が増えているが、自前で講座を開くには限界があるため、大学側に公開講座を増やしてもらうことで、多様な授業を実現する。

 協定を結んだ大学と県教委は推進協議会を設置。問題点を整理し、改善を図っていく。大学側は生徒にPRすることで、少子化時代に向けた宣伝効果も期待している。

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