大臣個人HPにリンク 法務省など、献金呼び掛けも
2003/05/14

 法務省のホームページ(HP)から直接アクセスできる森山真弓法相の個人HPに、プロフィルと並んで政治献金の呼び掛けや後援会入会方法が掲載されていることが十三日、分かった。法相と同省が協議した結果、「誤解を招く恐れがある」と判断、同日、この項目を削除する方針を固めた。官公庁のHPをめぐっては、兵庫県が井戸敏三知事の後援会HPに直接アクセスできる項目を設定、その後、「特定政治団体の支援になる」などとの批判を受け削除したばかり。(企画報道班)

 法務省は大臣、副大臣らの紹介ページで、リンク先として森山法相と政務官一人の個人HPアドレスを掲示。これをクリックすると同法相のHPのトップページにつながり、さらに「支援方法」という項目を選択すれば、政治献金の呼び掛けや後援会入会方法が表示される。

 神戸新聞社が取材で指摘したところ、同省は同法相と対応を協議。個人HPへのリンクは継続するとしたが、法相自身が「献金依頼などを含む内容は、国民に誤解を与える恐れがある」と判断。自分のHPから「支援方法」という項目を削除することを決めた。

 中央省庁では他に経済産業、総務省が同様の項目を設定。平沼赳夫大臣をはじめ副大臣、政務官計五人の個人HPとリンクする経産省は「今後ルール化したい」と再考の方針を示している。

 総務省も同様に、片山虎之助大臣ら政治家計六人の個人HPとリンクしているが、「プロフィル紹介などで、特段問題はないと考える」(広報室)としている。

 HPの利用をめぐっては二〇〇一年三月、各省庁でつくる連絡会議が「行政情報の電子的提供に関する基本的考え方(指針)」を策定。情報提供の充実を図っているが、内容やリンク先の基準などは設けておらず、公益性などを考慮、個別判断しているのが現状という。

 一方、都道府県では唯一、知事個人のHPへのリンクを続けていた茨城県も十三日までに、兵庫に続いてこの項目を削除した。同県は前日まで、「法的に問題なく、削除する考えは全くない」としていた。

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