|
カラス退治に「激辛ごみ袋」 西宮市など試験購入 2003/06/23 激辛ごみ袋にカラスも思わず降参―。宇都宮大農学部の杉田昭栄教授とメーカーが、カラスが嫌がる辛味成分を混ぜたごみ袋を開発、製品化した。カラスによるごみの食い荒らしに悩む自治体からは問い合わせが相次ぎ、西宮市や埼玉県、東京都文京区が試験的に購入するなど注目されている。 このごみ袋は樹脂メーカーのミツギロン(大阪府堺市)が販売を始めた「破れんゾウ」。 動物の脳の研究をしていた杉田教授はカラスの味覚に着目。餌に辛味や酸味、苦味などの成分を混ぜ、カラスが苦手な味を突き止めた。 教授らは、唐辛子の辛味成分で、熱に強く安価なカプサイシンをポリエチレン製の袋の内側にラミネート加工し、中に餌を入れて普通のごみ袋とカラスの被害を比較した。 その結果、普通の袋は一分足らずで穴を開けられたが、激辛袋は穴を開けるのに三十分以上かかり、食べた餌の量も少なかった。二つの袋を並べると、カラスは普通の袋からしか餌を食べなかった。 西宮市では四月ごろにこの“激辛ごみ袋”を担当者が知り、すぐに百枚を購入。住民の協力を得て近く、実際の効果を試す予定という。ただ、通常のごみ袋の四倍以上もすることや、普通のごみ袋にかぶせて使うなど扱いにくいとの指摘もあり、「実用化には時間がかかりそう」(同市)という。 値段は容量四十五リットルが一枚四十九円。問い合わせはミツギロン、フリーダイヤル(0120)534296。 [ 閉じる ]
Copyright(C) The Kobe Shimbun All Rights Reserved |