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イラクの衛生状態深刻 明石の看護師が現地報告 2003/06/24 国際医療活動の非政府組織「アジア医師連絡協議会(AMDA)」(本部・岡山市)から、イラク戦争で被害を受けた同国南部での医療支援活動に向けた調査で派遣されていた明石市の看護師相原洋子さん(27)が帰国し、二十三日までに神戸新聞社の取材に応じた。「現地の病院では子どもが下痢や脱水症状で死亡するなど飲み水の衛生状態の悪化が深刻」などと、現地の厳しい状況を語った。(高森 亮) 相原さんは今月三日、ヨルダンのアンマンからイラクに入り、一週間の日程でバグダッドやバスラなど約十カ所の病院・診療所を見て回った。 バグダッドにある小児病院では、一日五百人近い外来患者のうち、ほとんどが下痢などの消化器系の疾患だった。子どもの同疾患による死亡率は5―10%。脱水や肺炎で日に日に衰弱していく赤ちゃんを目の当たりにした。戦争の被害で電力が供給できず、飲み水の浄化槽やポンプが機能しないため、川の水などを飲料水にしていることが原因という。 医療機関の略奪被害も深刻だった。薬や医療器具などがごっそり盗まれ開業できなくなった地域の診療所や、顕微鏡が盗まれ血液検査すらできない病院もあった。薬不足も指摘されるが、民兵やゲリラなどによる略奪の危険から、国内に保存している薬を病院に輸送できないのが原因という。 「気温が六〇度近くになる夏場はさらに水の衛生状況が悪くなる。飲み水を確保することが急務。だれも収集しなくなったゴミが野ざらしの状態で、夏場の伝染病も心配」と相原さん。「市民の間には、結局米軍は何もしてくれないとの不信感が強く、街は混乱していた」と話した。 AMDAは相原さんらの調査を受けて、夏までには本格的な支援活動を始める予定。イラクへの支援募金を受け付けている。郵便振替口座「AMDA」01250・2・40709へ。AMDA本部TEL086・284・7730 [ 閉じる ]
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