ネットオークションで短銃密売 医師、教諭らに150丁
2003/08/01

 インターネットを通じ密輸した大量のけん銃などを販売したとして、兵庫県警銃器対策課と神戸税関などは三十一日までに、銃刀法違反の疑いで、米国オレゴン州のガンショップの従業員ら日本人男女三人を逮捕するとともに、主犯格の同店経営の男(44)を指名手配した。

 調べでは、同容疑者らは共謀し、〇二年八月、米国から国際航空便で数十丁分の部品を密輸入した疑い。ほかに逮捕された三人のうち二人は国内の受け取り役だった。

 大阪府内の同容疑者の実家を捜索し、けん銃六丁と短機関銃一丁、実弾三百八十五発を押収。また、全国二十八都道府県警の調べで、少なくとも三十九人に約百五十丁を販売していたことが確認されている。

 インターネットオークションでは、細工した真正銃であることをうかがわせる表現を使い、購入先には大阪市内の高校教諭や京都市内の大学教授、和歌山市内の医師もいたといい、同容疑で書類送検などする方針。

 二〇〇〇年夏ごろから約二年間、真正銃の銃身を詰めるなどの細工をし、ネットオークションに出品。一丁二十―五十万円で販売していた。

 鑑定の結果、細工は簡単な作業で取り外すことができ、発射能力を回復できることが判明。押収けん銃の中には客が詰めを外したものもあった。

 京都府警が六月、同法違反の疑いで逮捕した京都市内のモデルガンショップ経営の男のパソコンなどから、同容疑者の実家に大量の銃があることが分かった。

 同容疑者は二月、米国の警察にけん銃不法所持で逮捕され、けん銃など約百十丁が押収された。起訴後保釈されており、判決が出て、帰国が確認でき次第逮捕する。

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