淡路に全寮制学習施設 不登校生ら対象
2004/01/21

 不登校生や高校中退者向けの進学指導や生活相談に取り組む私塾「師友塾」(本部・神戸市東灘区、大越俊夫塾長)が、津名郡五色町に「元気回復学校」の建設を計画している。全寮制の体験学習施設で、農作業など自然との触れ合いで生きる力を身に付けてもらうという。地元住民も協力し、二〇〇五年四月の開設を目指す。(内田尚典)

 同塾はこれまで神戸、大阪、東京の三カ所に塾を開設。元気回復学校は創立三十周年の目玉事業で、第一号の淡路島に続いて北海道内でも準備中。全国十カ所に順次、開設したいという。

 淡路では昨年春から、元県立洲本高校校長の藤本英彦さん(66)=同町鮎原小山田=を通じて地元町内会に理解を呼び掛け、藤本さんら数人から約七千平方メートルの休耕地を借りる話がまとまった。

 計画によると、施設名は花の島淡路のイメージから「チューリップの館」とする。男女共学で、中高校生に相当する年齢が対象。定員は三十人で、塾生以外も受け入れる。園芸や畑仕事、芸術と、基礎的な教科学習を組み合わせる。現地職員は常勤と非常勤合わせて約十人。

 同町の来馬章雄町長は「健康・福祉施策に力を入れてきた町として歓迎したい」。同塾の運営会社「OIC」の大田哲三教務担当役員(45)は「自然体験合宿の効果が大きいため、施設を計画した。子どもを自然に帰し、健康な体づくりと情のある交わりをさせることが課題」と話している。

 類似の全寮制施設には、県立神出学園(神戸市西区)がある。

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