「助けて」位置すぐ特定 六甲山にプレート800枚
2004/02/04

 神戸市は三日、六甲山での救難救助に備え、登山道に専用プレートを設け、新たな救助システムを導入すると発表した。計八十七ルートに位置情報を記した八百枚を設置。通報時にプレート番号などを伝えるだけで、位置や救助ルートが特定できる仕組みで、救助隊の現場到着時間が大幅に短縮されるという。同様の救助システムの導入は全国で初めてという。

 プレートは縦十センチ、横十一センチのステンレス製。黄色地に救助車のイラストのほか、ひらがな一文字と数字が記され、既存の道標などに固定する。

 山中での急病やけがなどで一一九番する際、この番号などを告げてもらうと、消防局のパソコン画面上に、周辺地図や写真、救助ルートのほか、救助隊の集結場所やヘリコプターでの救出場所が表示されるという。

 市消防局によると、六甲山系では一部を除いて携帯電話の通話ができるため、登山者らが現場から通報するケースが増加。しかし、山中のため周辺に目印がなく、これまでは現場特定に時間を要していたという。

 一月以降、五百カ所にプレートが設置されており、一月二十三日に北区の菊水山であった救助では、通報者が伝えたプレート番号などによって現場が素早く特定できたという。

 総事業費は約二千四百万円。三月下旬から本格運用する。同局は「今後は県警とも連携し、遭難者の発見などにもシステムを利用していきたい」としている。

[ 閉じる ]
Copyright(C) The Kobe Shimbun All Rights Reserved