6335人、過去10年で最多 県教委異動
2004/03/30

 兵庫県教委は二十九日、二〇〇四年度の人事異動を発表した。小学校一年に導入する三十五人学級への対応、小中学校の統廃合などで現場教員の異動が増え、異動総数は六千三百三十五人と、ここ十年で最多となった。指導力不足の教員の対策として、担当の指導主事など五人を教育研修所へ配置。地域との連携、国の教育改革との調整を担う企画調整担当課長を新たに設ける。四月一日発令。

 県教委は昨年七月、二〇〇七年度までの県の教育方針をまとめた「兵庫の教育改革プログラム」を発表した。今回の人事はその実現に向けた体制づくりという意味合いもあり、課長、参事の異動は十一人と、昨年の六人に比べほぼ倍増した。

 小学校一年の三十五人学級は、神戸市を含む県内百七十六校で導入する。また、LD(学習障害)やADHD(注意欠陥・多動性障害)の児童生徒に関する相談窓口として「ひょうご学習障害相談室」を新設。相談員は非常勤を含め七人を配置して、保護者や教師に対応する。

 県立学校では女性の校長・教頭が今回の異動によって計十七人となり、過去最多となる。阪神・淡路大震災十年ということもあり、環境防災科を置く舞子高の校長には、トルコ大地震で現地の教育復興支援に携わった中杉隆夫・教育企画室長が就任する。

 このほか、播磨科学公園都市に来春開校する西播磨地域養護学校の開設準備室、県立考古博物館(仮称)の開設準備担当チームを設けた。

 全異動の内訳は事務局三百六十人、県立学校千六百十二人で、市町立学校は四千三百六十三人。

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