保育士らを提訴 遊具転落死で父母 地裁尼崎支部
2004/06/09

 尼崎市の公園で昨年十月、私立保育園の園児=当時(4つ)=が遊具から転落死した事故で、同市、衣料品店経営の父親(37)と母親(32)は九日午後、事故防止の注意義務を怠ったとして、引率の保育士四人と保育園、公園を管理する尼崎市などを相手に総額約五千五百万円の損害賠償を求める訴訟を神戸地裁尼崎支部に起こした。

 訴状によると、園児は昨年十月二十四日、保育士四人に引率され同市内の公園で、高さ約三メートルの「登り棒」で遊んでいたところ、地上約二メートルの場所から転落。棒の根元のコンクリートで腹部を打った。保育士は救急車を呼ばず、園長が診療所に運んだ後、大学病院に搬送され二日後に亡くなった。

 両親側は「保育園側は事故のないよう見守る義務があった。市は遊具の安全性を確保していなかった」と主張している。

 提訴を受け保育園と市はいずれも「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。

 両親は五月二十六日、業務上過失致死容疑で、保育士四人と園長、尼崎市職員の計六人を尼崎西署に告訴している。

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