救助中の姉妹に追突 運転の男性 猶予一転、起訴に
2004/09/03

 神戸市兵庫区で二〇〇〇年五月、ワゴン車に追突され、乗用車に乗っていた二十代の姉妹が負傷した事故で、神戸地検は二日、ワゴン車を運転し、いったん起訴猶予処分とした飲食店経営の男(40)=同市長田区=を、業務上過失傷害の罪で在宅起訴した。再捜査の結果、事故が原因で姉妹に重い後遺症が出たと認定した。

 起訴状によると、男は同年五月二十日午後、同市兵庫区新開地の国道で、別の事故で倒れていた男性を救助するため停車していた同区の姉妹の車に追突。姉(29)に一年以上、妹(27)に四年三カ月以上のけがを負わせた、とされる。

 姉妹が当初、全治十日―二週間のけがと診断されたことなどから、同地検は二〇〇〇年七月、男を起訴猶予処分とした。ところがその後、「重い後遺症が出た」などとして、姉妹の両親石川康夫さん(60)、富子さん(53)が再捜査を訴え署名活動などを展開。昨年十二月から今年にかけ、同地検に計約三万人分の署名を提出し、男を起訴するよう求めていた。

 富子さんは「当然の結果。(起訴された男には)誠意が感じられず、厳罰を望んでいる」と話している。

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