本拠地構想 「朗報」も神戸市複雑
2004/09/16

 インターネット商店街最大手「楽天」が、神戸を本拠にプロ野球に参入する意向が明らかになり、神戸市の中でジレンマが広がっている。同市はオリックスと近鉄の合併で、新球団の神戸残留を強くアピールするが、専用球場が大阪ドームとなるなど雲行きはあやしい。そこへ新たなパートナーが出現の情報。「うれしい限りだが、手のひらを返した対応に応じると、あまりに節操がない」の声もあり、表面上、努めて平静を装っている。

 オリックスへの残留要請では、もはやトップ交渉しか残っていないと、矢田立郎市長が二度の親書を送付。さらに今月六日には宮内義彦オーナーに直接電話をかけ、「どんなことがあっても、オリックス・ブルーウェーブを応援したい」と、ラブコールを送った。

 しかし、新球団のチーム名から港町神戸をイメージするブルーウェーブが消えることはほぼ確実。三年間は神戸と大阪の二本拠地制となるとはいえ、その後の展開は予断を許さない。「結局、本拠は大阪」との説も流れ、「十年以上、全力でオリックスを支援してきたのに…」と市幹部らのショックは大きかった。

 それだけに、幹部からは「オリックスの対応でプライドを傷つけられた。楽天は神戸に魅力があるといってくれている。オリックスが去るというなら、もう『楽天ブルーウェーブ』でもいい」の声も聞かれる。

・特集「BW近鉄合併

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