厚労省が聴取 「前回調査 甘かった」 労働局裏金
2004/10/13

 厚生労働省兵庫労働局の裏金問題で、同省の「兵庫労働局不正問題調査班」の調査員五人が十三日午前、同局での調査を始めた。同調査班の奈尾基弘同省地方課地方企画官は会見で、「前回の内部調査が甘かったといわれても仕方ない」とし、「不正の徹底的な解明を進めたい」と述べた。

 同省は今年八月、広島労働局の不正経理事件を受け、全国の労働局を調査。兵庫では約三千万円の不正経理が発覚したが、その後、収賄容疑で逮捕された同局職員の供述などから、約一億七千万円の裏金づくりが判明。裏金は、同省のキャリア職員らへの接待などにも使われたとされる。

 前回は、同局内の内部調査が主だったが、今回は、同調査班が直接、同局の職員から架空入札やカラ雇用など裏金の捻出(ねんしゆつ)方法や使途などについて聴取。併せて本省側でも、キャリア職員らを対象に、接待の有無などについて調査を進める。

 会見で、奈尾地方企画官は「裏金の返還を目指し、厳正に対処する。年内にはめどをつけたい」などと述べた。今回の調査班派遣は十五日までで、その後も引き続き、調査を継続するという。

・特集「兵庫労働局汚職

[ 閉じる ]
Copyright(C) The Kobe Shimbun All Rights Reserved