県内一低い山、魅力たっぷり 赤穂の唐船山
2005/02/19

標高19メートル。県内で最も低い唐船山=いずれも赤穂市御崎
 兵庫県内一低い山が赤穂市の千種川河口にある。標高一九メートルの「唐船山(からせんやま)」。よく晴れた日には、平らに開けた山頂から家島群島や小豆島を望むことができ、市民やハイカーには絶景ポイントとして知られる。赤穂市内の有志でつくる「唐船組」が広くPRしよう―と、緑化や美化活動などを展開している。(斎藤雅志)

 唐船山は、日本の低山ランキングでは十九位。ちなみに、日本一低いのは大阪市の天保山で、標高四・五メートル。

 唐船山は昔、唐の船が宝物を積んだまま沈没。その上に、土砂がたい積して次第に島になったといわれ、今では地続きになっている。頂上で足踏みすると「ドン、ドン」と聞こえるため船の内部に反響しているとの言い伝えがあり、歴史ロマンにあふれている。

 郷土史に詳しい地元の廣土(こうど)寺住職、廣山堯道(ぎょうどう)さん(80)によると、幕末のころまで頂上のほこらに水神が祭られ、参拝者らでにぎわったという。廣山さんは「塩田開発の成功を祈願したのではないか」と話す。

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 「唐船組」は昨年四月、この山に愛着を持つ赤穂市内の会社役員らで結成。新しい名所にしよう―と、フォーラムを開くなどしている。

 山中には、クロマツ、クスノキ、クヌギ、ヤマザクラなど約三十種類の植物を確認。塩害で枯れたものも少なくなく、メンバーは緑化に取り組んでいくことも決めた。植物の名前を書いた板の取り付けもする。

 十月には、登山道を歩きながら、草刈りやごみ拾いなどをするイベントを開催。参加した市民ら約五十人に、クロマツの松ぼっくりから種を取り出してもらい、三月に予定する次回のハイキングで植える。

 唐船組事務局は「県内一の低さをPRしたい。市外の人も山頂からの絶景をぜひ見にきてください」と呼びかけている。

 次回のハイキングは三月六日午前八時四十五分、赤穂市役所東側の公園に集合。市内の名勝や史跡も巡る。無料。小雨決行。弁当など持参。唐船組事務局TEL0791・46・5188

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