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三木の県消防学校開設1年 訓練体験市民に好評 2005/03/31 三木市志染町の兵庫県立広域防災センターがこのほど、開設一周年を迎えた。消防士を養成する「消防学校」を市民向けの防災体験施設として開放する全国でも珍しい施設で、初年度は県内から約二万二千人が訪れた。プロの訓練を間近で見て、災害への備えも学べる「防災テーマパーク」を目指す一方、自治体消防の広域連携機能を高める訓練の在り方も問われている。(高見雄樹) 水蒸気の煙が充満した真っ暗な迷路の中、手探りで出口を探す「煙避難体験」。同センターを訪れる市民に最も人気のある訓練だ。息苦しさと自分の居場所が分からない恐怖に、入り口に戻る人もいるほどで、火災の恐ろしさを実感できる。 この「耐熱・耐煙訓練室」は消防学校の授業でも使われる本格的な設備。消防士の訓練では煙の濃度や温度を高く設定し、より火災現場に近い環境にできる。 県消防学校は昨年三月、施設の老朽化で神戸市北区から同センターに移転したのを機に一般開放に踏み切った。元山光夫センター長は「市民の防災意識を高めるには実体験が欠かせない。訓練風景を見てもらえれば、消防士にもよい刺激になる」と、市民の利用を歓迎する。 同学校は移転新築と合わせて研修科目も拡充。現役の消防士がさらに専門的な研修を受ける講座には「惨事ストレス」「原子力」などが加わり、従来の八種類から二十種類に増えた。 しかし、好調な一般利用に比べ、当初想定していた県内の消防本部・消防団の利用は年間二十六回と低調だ。複数の自治体による合同訓練は人員のやりくりが難しいなどで実現していない。元山センター長は「県内外で災害が相次ぎ、各消防本部の連携や広域出動の重要性は高まっている。今後さらに合同訓練や施設利用を働き掛けたい」と話している。 [ 閉じる ]
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