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  JR西社長ら会見 一問一答
2005/04/26

 尼崎JR脱線事故で、同社の垣内剛社長や村上恒美・鉄道本部安全推進部長らが二十五日、大阪市内のJR西日本本社ビルで計四回会見した。JR側は「事故直前のオーバーランで一分半の遅れが出た」「置き石らしい痕があったが、因果関係は分からない」などと説明。時間を追うごとに死者、負傷者数は増え続け、幹部の表情も苦悩の色が増す一方だった。主な一問一答は次の通り。

 ―状況は。

 「現場の線路は進行方向右側に急カーブし、電車の制限速度は時速七十キロだ。カーブを入る前は百二十キロで走っているはず。カーブの線路上に置き石とみられる粉砕痕があった。事故との因果関係は分からない」

 「直前の停車駅の伊丹で八メートルオーバーランし、バックした。一分三十秒の遅れが出た」

 ―電車の速度が速かったという乗客の証言があるが、遅れを取り戻そうとしたのか。

 「現場で速度超過をしていたか分からない。現場は計算上、時速百三十三キロを出すと脱線の可能性がある。しかし、常識的には制限速度を超えるはずはないが…」

 ―事故前後の運転士らとのやり取りは。

 「車掌がオーバーランしたことを無線で新大阪指令所に報告してきた。その後、指令が運転士に無線で二度呼びかけたが、応答がなかった。事故直後、車掌が指令に『非常ブレーキが作動し、脱線している』と携帯電話で連絡してきた」

 ―運転士は過去にオーバーランしたことは。

 「昨年六月、学研都市線で約百メートル停車位置を過ぎ、訓告処分を受けた。車掌時代にも勤務中、ぼおっとしていたなど二度、処分を受けている。十分な再教育をしたと思っている」

 ―ATS(自動列車停止装置)はなかったのか。

 「宝塚線では旧型のATSを設置していた。昨年から新型への取り換え工事中で六月末に完了する目標だった。今回の事故現場に新型があれば、速度超過のときは自動的に速度を低下させられる」

 ―今後の安全対策は

 「二十六日から管内で再発防止のため、運転士の添乗指導のほか、線路の総点検や巡回強化に取り組む」

 ―事故当時の速度は

 「速度を記録するモニター制御装置が(事故車両の)五、七両目に設置されている。五両目の装置を事故調が網干総合車両所の明石品質管理センターでデータを解析している」
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